伊勢志摩・的矢湾に浮かぶ渡鹿野島にある温泉宿 はいふう 宿泊レポート後編です。
今回はお食事と温泉についてレポートします(’-’*)
▼前編はコチラ▼
//nyolog.com/travel-mie-shima-haifu
客室から臨む的矢湾と対岸の景色です。
右側に太陽光発電が見えるのが残念ですが(笑)
うぐいすの鳴き声とツバメの行き交う姿がなんとも癒されます。
夜は月が綺麗でした。
夕食
ロビーラウンジの奥にあるダイニングレストラン 海風 で和風フレンチをいただきます。
的矢湾を眺めるテーブル席はオープンキッチンスタイルで、板さんが腕を揮う姿を見ることもできます。
個室も和室・洋室と種類が豊富で、子供連れに嬉しい遊具のあるお部屋もあるそうです。
今回は篝火がゆらゆらと揺れる的矢湾を臨むテーブル席でいただくことに。
本日いただいたのはコチラのコース (期間:2016/04/15~05/14)
- オードブル
- 安乗産姫サザエのエスカルゴ風
- 志摩産地蛸のマリナード
- 伊勢鶏の生ハム
- お造り
- 伊勢海老、伊勢まぐろ
- 志摩産ホラ貝
- 本日の地魚お好み2品
- スープ
- 千貝柱と小海老の上湯スープ
- 中華
- 南伊勢産桜鯛の中華蒸し 葱油ソース
- 肉料理
- 黒毛和牛サーロインステーキ 伊勢海老のグラタン添え
- 一品
- 活穴子と季節野菜の天ぷら
- お食事
- 桜鯛茶漬け、香の物
- デザート
- シェフ特製本日のデザート
- コーヒー又は紅茶
※コース内容は時期により違い、公式サイトでも確認することができます。
今回、途中で食べるのに夢中になってしまい、いくつか撮り忘れました(ノ-`*)笑
四季折々の新鮮な魚介が豊富に集まる渡鹿野島。
南側の対岸では安乗漁港では天然のとらふぐが、北側的矢漁港ではカキが名産です。
そしてそれ以外にも、伊勢志摩には伊勢海老やあわびといった、海の宝石とも呼べる高級食材がドドンと勢揃い。なんとも豪華な顔ぶれです。
それでは伊勢志摩が誇る食材を存分に楽しんでいきましょう!
まずはオードブル。右側は食前酒で、爽やかな口当たりのりんご酒です。
姫サザエはくるんと剥き出すと意外と大きい。口いっぱいに頬張る幸せ!
新鮮な肝は濃厚で苦くないので、サザエの肝が苦いと思っている方はぜひ鮮度の高いものを一度食べてみてください。
エスカルゴ風の味付けがまた違ったサザエの一面を見せてくれます。
タコも甘みが強く、弾力があるのに柔らかい。サッパリとしたマリネは暖かい季節にピッタリですね。
オードブルは心躍るものが多い反面、一口で終わってしまうものが殆どでもうちょっと食べたかった…とよく思うのですが、三切れあったのでこれは本当に嬉しかった!
鶏生ハムも柔らかくジューシー。塩加減も丁度よく、言うことなし!です。
つまみに持って帰りたいくらいでした(笑)
これから続く料理に期待膨らむ良いオードブルです。
続いてお造り。
板さんが準備している時から気になって仕方なかった伊勢海老の存在感(笑)
奥に見えるのがホラ貝。コリコリとして甘みもあり美味しい。大きな貝なので、食べ応え十分です。
伊勢海老の前に盛り付けてあるのが伊勢海老。
ぶりぶりとした身に甘すぎないさっぱりとした味。こちらも食べ応えが凄い。
手前には油の乗った伊勢まぐろと、本日の地魚2種が盛られています。
地魚はその日によって違い、入店時に数種類の中から選べます。つまり旬な魚をいただくことができるのですが、この中から2つを選べと言われるとなんとも決断が難しい(・~・)
nyorosukeは石鯛とイカ(アオリだったか、コウだったか…)をチョイス。
イカって市販はどうにも噛み切れない感じが苦手なんですけど、鮮度の高いものは大好きなので、こういう機会は迷わずイカを堪能。
わさびも2種類用意されておりますが、本わさびをおろしていただきました。やはりおろしたては香り良しです。
どちらの刺身も新鮮で生臭さが一切なく、油が乗っていて歯ごたえ甘み共に十分。とても美味しゅうございました。
そしてとても良いアイデアだなーと感じたのが、ドレッシングが添えられていたこと。
刺身のけん・つまをサラダとしてどうぞ、とのことでした。
なので、けんも定番の大根だけでなく、人参、南瓜と色とりどり。そして右奥には葉野菜も添えられています。
無駄にせず美味しくいただくことができるこのアイデアは本当に素晴らしいと感じました。
野菜もドレッシングも美味しくて手が止まりませんでした(笑)
そしてスープ、魚料理と続く…のですが、食べるのに夢中で撮るのをすっかり忘れてしまいました(x_x;)
美味しさのなせる業ですね。
間のお料理は、ぜひ遊びに行った時の楽しみにしてください(笑)
メイン2品目の肉料理。
海鮮が続いていたので、お肉と焼き物でホッコリ。
黒毛和牛のサーロインステーキには赤ワインソースがかかっております。
赤ワインソースの濃厚で深い味わいが良い具合に焼かれたステーキに絡んで、ひと嚙みごとに肉の旨みと交わり口の中に広がる。
そして付け合わせに伊勢海老のグラタン。伊勢海老を付け合わせって贅沢すぎるだろ(’ロ’;)
しかも本日二度目の伊勢海老です。2回も出てきちゃったよ。
グラタンも甘みが程よくクリーミーで、ステーキとグラタンのどちらがメインなのかわからなくなります。
きっとどっちもメインだったに違いない(゚_゚)
揚げ物。そろそろコースも終わりが近くなってきました。
穴子、筍、ししとう、はじかみ。紅塩かレモンをお好みで。
どちらも身が厚く柔らかでジューシー。岩塩かレモンか、非常に悩む~<(´д`;)>~
…が、基本的に素材の味そのままでいただくのが好きなので何もかけずにいただくことに。
お造りにもレモンが添えられていましたが、このレモンとっても甘かった!全然酸っぱくなくて、そのまま嚙んで味わえてしまうほど。
お腹も膨れてきた頃に食べる揚げ物は割としんどく感じることが多いのですが、全くしつこくなくてペロリと完食。
〆の桜鯛茶漬け。香の物がついてますが、写ってません…ね…(。_。;)
おだしはテーブルで温めていただきます。薬味としてあられ、のり、葱が用意されております。
いやぁ、もうね。すんゲェうまいッス。
〆にいただくお茶漬けってなんでこんなに美味しいんでしょうね。漬け桜鯛とおだしの柔らかい味がホッコリと胃に染み渡る。
これだけ豪華な食材が並んでおきながら、ありえないことを言い出すスタッフさん。
「おかわり自由です。」
エーッ!!( Д ) ゜゜
お茶漬けおかわり自由ですってよ!しかも桜鯛乗っちゃってるよ!イインデスカ?!
はい、しっかりおかわりしましたとも。ええ。
尚お出汁は少ないと新しいものを持ってきてくださいます。
最後まで満足。
みんな大好きデザートヽ(’-’*)ノ
カタラーナとフルーツです。
おやつを食べるならごはんが食べたい!ごはんで満たされた腹に別腹なんて存在しない!
…というnyorosukeさんにピッタリのデザートでした。なんというツボすぎる夕食。
多すぎず、重すぎずなカタラーナ。ほろ苦いカラメルが幸せです。
フルーツは瑞々しくとても甘くて、口の中を潤してくれました。
夕食は魚介中心で油物が少ない分、食べきれない!もう満腹!ということもなく丁度良い量でした。
食材が食材ですので決してお安くはありませんが、足りない方は追加で一品を注文することも可能です。
そして悩んで注文しなかった一品の中でとても気になるものが…
「料理長手作りいかの塩辛」
いや、これ絶対おいしいだろ。うん。
白ごはんが欲しくなりそうだったのと、それによってコースが食べられなくなることを懸念し断念しました。
因みに白ごはんは呼べばいつでも持ってきてくださいます。優しすぎる。
ドリンク類もそれなりに種類がありました。
今回深酒は避けたかったので、軽めにビール、白ワイン、紫蘇のお酒を。
食事を堪能する時間でした。やはりその地の旬な食材は美味しいものですね。
朝食
朝食は和食と洋食から選べます。※繁盛日はビュッフェ形式です。
魚介が美味しいのでここは迷わず和食を選択。
洋朝食の卵料理好きなnyorosuke的には未練がなくもないのですが…
豪華な夕食をいただいた翌朝。さてどんなものが出てくるのか…とドキドキしながらダイニングへ。
ハーイ、本日モ伊勢海老デスヨー☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ
小鉢はごはんの進む一品が盛られており、どちらも絶品。
左手に見える器は茶碗蒸しではなく温かい豆腐です。生姜と葱を乗せて、醤油をかけていただきます。こちらも美味しい。
そして真っ先に目に飛び込んだであろう赤出汁。伊勢海老に蟹!
…だけではありません。大きな魚も入ってます。なんて贅沢。
魚介の出汁がたっぷり出ていて、口の中に広がる味と鼻から抜けていく香りがたまりません。
飲み物はオレンジ、グレープフルーツ、ミルク、紅茶、コーヒー等から自身で選んで席へ持っていきます。
食事を終えた後もドリンクを飲みながらゆったりと海を眺めて満喫。
生憎曇りではありましたが、朝の明るい的矢湾は夜とはまた違う雰囲気で、本当に心地よい朝食でした。
夕食に続き、朝食も大満足です。
温泉
お部屋の露天風呂でも温泉が楽しめますが、折角なので本館 福寿荘 の大浴場へも足を運んでみることに。
はいふう と 福寿荘を結ぶ連絡通路の途中には源泉と貸切露天風呂があります。
てくてくと連絡通路を抜けると大浴場に着くのですが、こちらは庭に足湯・飲泉があります。
わたかの温泉はナトリウムカルシウム塩化物温泉ですので、飲泉すると結構しょっぱいです(笑)
※大浴場は撮影禁止の為、写真はありません。
朝食の後にいそいそと出かけて行ったのですが、平日の朝ということもあり大浴場は貸切状態。
1Fにあるこちら風待ちの港は庭園露天風呂となっており、庭園を眺めながらの入浴が楽しめます。
外が眺められるガラス張りの内湯と外には檜風呂、岩風呂、寝湯、打たせ湯、歩行湯とサウナがあります。
個人的には歩行湯が足裏を刺激されて凄く気持ちよかった(’-’*)
広々とした大浴場を独り占めして、これまたなんとも贅沢気分。
朝晩で男女が入れ替わるので、二度楽しめます。
前日は夕食後一眠りしてしまったために時間が足りず行けなかったのが本館 福寿荘 の展望大浴場。
こちらは1Fの風待ちの湯とは違い、最上階より的矢湾を一望できる展望風呂となっております。
天気の良い早朝には朝陽を、夜は星や月を眺めての入浴が楽しめます。
はいふう 宿泊の方は、お部屋の露天風呂からも眺めることができます(’-’*)
15時~19時の間のみですが、湯上り処でスイーツサービスもされているそうなので、チェックインを済ませた方は夕食までに館内で湯巡りをされるのも良いかもしれません。
其ノ弐 まとめ
伊勢志摩とあり食事は大変豪華で非の打ち所がないほど美味しかったです。
また、的矢湾に浮かぶ四方を海に囲まれた島ということで、非日常のリゾート感覚を味わえるのは休暇としてはとても良かったです。
温泉もしっとりよく温まれ、部屋からのロケーションもなかなか満足のいくものでした。
自分自身接客には割とこだわりがある方なのですが、すれ違う際にかけてくださった声のトーンがとても心地よい方がいらっしゃって、ああ、良いホテルだなぁ…と思ったり。
GW前の平日ということもあり、割と空いていたのもあるかもしれませんが…
接客というのは本当に大切なものだと思います。
帰りの船を見送るホテルマンの方は最後まで気持ちの良い接客で、本当に良い時間を過ごすことができました。
がやがやしたのが苦手なnyorosukeには静かでゆったりとした空間を提供してくれる はいふう はとても相性が良かったです。
美食に浸りたい方、日常から切り離して休暇を取りたい方にはオススメの穴場なお宿です。
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